「台湾に留学したら、アルバイトもやってみたい。」と、思っている方も多いのではないでしょうか。

 

今回の記事では、台湾のアルバイトについて以下の事について書いています。

台湾でアルバイトをした時の時給

基本的に台湾の20代前半の一般会社員の月給は平均28,000元~30,000元ぐらいです。日本円で換算すると「日本の2/3ぐらいの給与」と考えて問題ないでしょう。

 

一方、アルバイトの時給は現在政府が出している最低賃金は176元です。(※2023年)日本の沖縄県とほぼ同じ時給になります。台湾の物価は日本の2/3程度のため相対的にみると日本の基本時給と同じくらいになります。

中国語の能力次第!?台湾のアルバイト

では、実際に台湾でできるアルバイトの種類について紹介して行きましょう。

 

台湾でアルバイトをすると、一般的に学生間でよく聞くアルバイトは以下の8つの種類があります。

 

①飲食店(お酒なし)
②居酒屋・バー(お酒あり)
③アパレル
④日本語講師
⑤オフィス事務
⑥翻訳・通訳
⑦Ubereats
⑧学校のTA(Teaching assistant)

 

が挙げられます。今回は①中国語初級者②中国語中級者以上の2パターンに分けて仕事を紹介していきたいと思います。

中国語初級者おすすめアルバイト

アルバイトを始めたいけど、自分の中国語レベルでついていけるか不安…。そんなあなたは「日本人経営のお店でアルバイトをする」のをおすすめします!

日本人経営のお店では、スタッフ内に日本語を話せる台湾人がいます。また仕事を教わる時も日本語で教えてくれるので「仕事内容が理解できない!」という問題は起きません。

仕事内容をしっかり覚えてから、お店に来る台湾人のお客さんとの会話で中国語を磨いていくというスタイルです!

日系はラーメン屋、レストラン、居酒屋などの求人があります。ホールスタッフとして1時間180元で募集。まかない付き。日本人と台湾人(日本語可)の両方を募集している所が多いです。

 

また、日本のカフェなどのチェーン店もどんどん台湾に上陸しています。日本のチェーン店だとアルバイトし易いと思いませんか?日本でやった事あるアルバイトであれば、どういう仕事をやるか想像しやすいですよね!(例えば、日本でマクドナルドのアルバイトをしていた人が海外でマクドナルドのアルバイトをすると比較的簡単に働き始める事ができます)

 

飲食だけでなく、日系の一般事務のお仕事もあります。

 

一般事務と聞くと、難しそうと感じるかもしれませんが、仕事内容は基本的な電話応対・受付対応、パソコン入力です。注意しなければならないポイントは、事務のお仕事は飲食店でのバイトに比べて、条件がプラスされる点です。例えば、エクセル、ワード、パワーポイントの基本操作ができる方。

 

日本語の求人であれば「日本人も台湾人もいる職場環境」なので、初めての方には働きやすいと思います。

中国語中上級者おすすめアルバイト

中国語が中上級者であれば、翻訳・通訳という選択肢が増え、アルバイト内容も「言語」を使ったお仕事になります。また、「言語」を使ったお仕事は他のバイトと比べると、比較的自由で時給も割高です。

まずは、通訳の仕事例を紹介します。基本的に通訳のお仕事は日給で支給されることが多いです。

 

通訳内容によって使う専門用語があるのでその専門用語をしっかり理解している必要があります。通訳は言語の仕事の中でも最も難しい仕事の一つです。しかし、しっかり準備していけば、クライアントの信頼を勝ち取ることができ、継続的な仕事依頼がきます。

 

通訳のお仕事を体験すると自分の中国語に自信がつくだけでなく、日本と台湾企業のビジネスの最前線をその目で見る事ができます。仕事場の雰囲気を感じる事ができるので、将来、台湾や国際関係の仕事をしたいと思っている人は、「日台ビジネスの仕事像をイメージする事ができる」でしょう。

日本語を教えるアルバイト

日本語を教えるアルバイトには大きく3つの形態があります。

 

①学習塾(補習班)
②家庭教師
③大学内

 

日本語の学習塾は、時給制と月給制があり、時給は300元~600が相場です。月給制の場合は、アルバイトと言うより専属の日本語教師となりますので、1ヶ月10,000元~20,000元です。教えた経験によって時給や月給に大きな開きがあります。

家庭教師の場合、生徒さんとの相談で時給、場所、時間数などが異なります。平均は1時間500元で、週に1~2回で合計2時間というケースが多いです。

 

大学内の場合、日本語学科で働くことができます。台湾人の日本語の先生付属のTAとなり、日本語の授業製作の手伝いをしたり、会議に出たり簡単な事務作業をするという内容です。

 

しかし、大学内の仕事は最低時給と同じ値段です。ただ、日本語を学びたい台湾人と知り合えるチャンスだと思えば、この時給でも引き受ける価値はあります。

台湾でアルバイトをするには労働ビザが必須

台湾に留学している学生がアルバイトをするための条件って何でしょうか?

それは「労働ができるビザを持っている事」が条件になります。台湾留学する人は以下の2パターンのビザで働く事ができるでしょう。

 

①ワーキングホリデービザ
②学生ビザ

 

 ワーキングホリデービザ

ワーキングホリデービザはアルバイトに特別な制限はありません!そのため、どんなアルバイトでもすることが可能です!

学生ビザ

台湾で正規留学中または語学留学中の日本人、つまり学生ビザを持っている人がアルバイトをするときは、「工作證」という労働許可証明を取る必要があります。ワーキングホリデーなどのビザを持っている方は、別途これを申請する必要はありません。

 

この労働許可証明は、台湾で大学に通う正規留学生(4年間の大学に通う)か、台湾で1年以上中国語学習をしている留学生が台湾でアルバイトをするときに申請するものです。そのため短期留学生にはアルバイトの許可は下りません。また働ける時間に制限があり、週20時間までしか働くことができません。

 

もし「語学だけじゃなく台湾で働いてみたい」と思うなら、ワーキングホリデービザを取ると、選択の自由度が高まります。

台湾留学のアルバイト探しはインターネットが主流

台湾ではインターネットで探すのが一般的です。ここでは台湾で仕事を見つける上でおすすめのサイトを3つ紹介します。

 

①台北掲示板(日本語)
②104人力銀行(中国語)
③1111家教(中国語)

 

台北掲示板

台北掲示板と書いてあるように、このサイトでは台北でのアルバイト情報が載っています。また、台北以外にも新北、台中、台南、高雄の掲示板があり、その場所に特化したアルバイトの情報が掲載されています。

 

日本人経営者が多くこのサイトを利用してアルバイトを募集しています。

 

そのため、日本人経営者を望む場合はこのサイトから探してみて下さい。

 

104人力銀行

104人力銀行は台湾の求人サイトの最大手です。

 

キーワード欄に「日本人」「日本語」「日籍」等のキーワードを入れると、日本人の求人募集が出てくるので、ぜひチェックしてみてください。

 

1111家教

家庭教師の仕事を見つける場合におすすめのサイトです。

 

「家教」が中国語で家庭教師を表し、このサイトは家庭教師の先生、生徒を探すサイトになっています。探し方は簡単で自分で何の教科を教えれるか、家庭教師をしたことがあるか、などの簡単な履歴書を作り(要中国語or英語)、生徒さんが興味を持ったらネットを通じて連絡が来るという仕組みになっています。

台湾のアルバイトのメリット・デメリット

台湾のアルバイトのメリットデメリットを説明していきます。

 

メリットは以下の5つです。

 

①中国語を使っての仕事は自信に繋がる
②台湾人と仕事をする経験を得られる
③新しいコミュニティで出会いがある
④学校卒業後、労働ビザがもらえるかも
③台湾に住むイメージをより具体的に実感できる

     

    逆にデメリットの例は以下のような事です。

     

    ①給与は日本の2/3程度
    ②日本人経営の所で日本語だけで仕事して日本人コミュニティから抜け出せない
    ③良くも悪くも台湾人と仕事をするのは大変
    ④「アルバイトと遊び」だけになると学業に支障がでることがある

     

    台湾でアルバイトするか悩んだら一歩踏み出そう

    「台湾でアルバイトをやってみよう!」

     

    そう思っても、最初はアルバイトを始めることに対して、自分はやっていけるのかなどの不安がありますよね。

     

    ところが、実際に始めると思った以上に難しくなく、困っていると台湾人が助けてくれます。アルバイトを始めて、お客さんに自分の中国語が伝わった時・初めて台湾でお給料をもらった時の感動は将来の財産となるでしょう。

     

    もしもこの記事を見て、台湾でアルバイトをするか迷ってる方が居たらぜひその一歩を出してみてください。新しい気付きがたくさんあります!

     

    万が一合わなかったら、辞めて新しいアルバイトを探せばいいだけですし、それでも嫌であれば、違う手段を考えれば良いだけです。「やるかどうかを迷っている時間があったら、とりあえずスタートしてみてから考えればいい」という気持ちで勇気を持って飛び込んでみるのはいかがでしょうか?