台湾の大学に入学するまでの準備費用(参考)

今回の記事では、台湾で正規留学(4年間の留学)の話をします。正規留学とは台湾の大学に入学し、台湾人と同じように4年生まで勉強し卒業する事です。

 

中国語はあくまでも専門科目を勉強するための道具。大学では中国語を勉強する授業は、ほとんどありません。(コースによる)

 

そのため、正規留学をするためには、入学前にある程度の中国語能力が必要とされています。多くの学生は高校二年生または高校三年生の時に中国語予備校に通いながら中国語の勉強をしています。

 

まずは台湾の大学に入学する前の費用から紹介していきます!

台湾の大学入学までに予備校に払った費用(約150万円)

ある予備校に通っている生徒に話を聞いたところ、台湾の大学に入学するまでに予備校費用が147万7千円かかりました。

 

具体的に費用を公開すると、以下になります。

①授業料(1200時間勉強):124万円
②予備校への入学金:7万7千円
③購入必須のiPad:7万円
④入学手続き一括代行費:6万円
⑤飛行機代:3万円

この授業時間というものは、大学のレベルによって変わってくるようです。この予備校に入学するときは1000時間を選択しましたが、さらに上の大学に入るために、最低1200時間必要ということで、途中で時間数を増やしています。当時(2016年)は1時間1000円という料金で、時間数追加となると1000円よりちょっと値段が高くなる料金設定でした。

 

また、その予備校の授業では必ずiPadを使っての授業となります。そのため、iPadを準備するように言われます。私は当時iPadを持っていなかったので中古で購入。7万円ほどでした。

 

続いて、飛行機の値段は予備校の費用とは違いますが、予備校で統一して買った飛行機のチケットなので、この中国語予備校の費用の中に入れています。場所にもよりますが、基本的に飛行機の値段はもっと安く日本から台湾まで行くことができます。私は予備校の団体での行動だったので、予備校指定の飛行機に乗りました。

入学手続き一括代行の詳細

入学手続き一括代行費ですが、詳細は以下のようになります。

①ビザ申請(大使館への手数料含)
②入学に必要な書類準備及び提出のお手伝い(大使館での公証手数料含)
③渡航当日、台湾の空港での出迎え、大学までの同行

※パスポート申請費用・健康診断費用は含まれていません。

 

上記において、飛行機代:約3万円・入学手続き一括代行費:6万円は、自分で手配することができます。飛行機はLCCでもよければ東京から台湾行きで約1万円(片道)からあります。

 

台湾の桃園空港到着後、各大学へは数千円以下で行けます。しかし、大学に必要な書類や提出などを自分で手配するにはちょっと大変かと思います。自分で手配すれば合計で64,100円くらい安くなりますが、予備校などに通っている人は、素直に予備校のエージェントに頼んでもいいと思います。

台湾留学に行く前に日本で購入した物

台湾に来る前に購入した必需品の値段は5万5千円でした。

日本で購入する必需品

①スマートフォン:3万円
②常備薬:5千円
③スーツケース87ℓ:2万円

当時、持っていたiPhone 6プラスがSIMロック解除ができませんでした。そのため、安いSIMフリーのスマホ本体を購入。そのお値段3万円。最近はSIMロック解除が簡単にできるので、日本で使っていた端末をそのまま台湾で使えば問題ありません。

 

他にも色々購入しましたが、それらは日本で生活している時も使っていた物なので、ここでは「台湾で生活するため」に特別に購入したものを列挙しています。

台湾に着いてから購入した必需品

台湾に来てから購入した物の金額は、10万4千円でした。

①パソコン:約9万円
②布団:1万3千円
③ドライヤー:千円

パソコンは、学校の宿題やプレゼン用のパワーポイントを作る時に必要なので購入しました。日本でも購入できたのですが、台湾のパソコンは機能が良い割に値段が安いので、台湾でASUSのパソコンを購入しました。

 

布団・ドライヤーは日本から持って来ても良かったのですが、荷物を運ぶのが手間なので台湾で購入しました。

台湾の大学の1年の学費を公開

半年間の学費は合計62,764元です。(大学によって異なります)

 

①授業料:47,020元
②雑費:10,350元
③団体保険料:200元
④パソコン・ネット料:700元
⑤外国人留学生保険料:4,494元

団体保険料(台湾人も含めた全生徒が必ずはいなければならない保険)・外国人留学生保険料(外国人のみの保険料)

 

※半年間の中でケガや風邪などで病院を利用していない場合、保険料を使い切ってない場合、3分の1が返金されます。

台湾正規留学生の月の生活費(安く抑える人の参考)

支出: 15,499元
収入:アルバイト代:12,000元

食費:8000元
交通費:0元
交際費:2500元
スマホ代:399元
家賃:3800元
雑費:800元

食費:8000元

毎日約270元の食費計算です。朝は軽食で、昼と夜はしっかり食べています。これらは全て外食です。しかし、お酒や甘い物を全く摂取しないので、他の留学生に比べて比較的安いです。

 

沢山食べれば食べるほど、食費は上がる傾向がありますが、女性の多くは1万元程度で収まることが多いようです。

交通費:0元

台中は基本的にバスでの移動。市内バスは台湾の交通ICカードが悠遊卡(ヨウヨウカー)があれば、10kmまでの乗車が無料です。

 

また、自転車も台中には欠かせない交通手段です。台湾には自転車をレンタルできるYouBikeがいたるところにあり、台中はこのYouBikeが30分以内無料で利用できます。

 

そのため、交通費は基本的に0円で生活することができます。これは極端な例ですが、他都市でも交通費が安いです。学生寮に住む人は特に移動費がかからないケースが多いです。

交際費:2,500元

交際費はその月によっても違います。台湾人はイベント好きなので、毎月イベントを企画する人達が多いようです。現地の友達と様々な経験がしたいので、この費用を削り過ぎると留学で国際交流できるチャンスを逃してしまう場合もあります。

 

通信費:399元

台湾は通信費(月々のSIMカード代)が、日本に比べて安いです。399元でネット使い放題プランを利用している学生が多いようです。

 

家賃:3,800元

大学近くの家で、台湾の友達と家をシェアすると、これくらいの費用に抑えることができます。

 

リビングやトイレ、浴室、キッチンなどは共有ですが、ちゃんと一人ひとりの部屋があって、台湾では家族がよく使う形の家に5人で住んでいます。

 

エリアにもよりますが、学生が一人暮らしするとなると、月々7,000元~9,000元くらいかかることが多いようです。

雑費:800元

雑費はコンタクトレンズや消耗品の費用です。

台湾の大学へ正規留学。費用・生活費まとめ

このある生徒の年間生活費は約186,000元でした。

 

台湾の大学に通う日本人の場合、12か月の内の3か月は夏休みと冬休みがあり、日本に帰っています。その期間は友達と遊ぶ機会も増え、出費がかさみがちです。こうやって見ると、台湾は英語圏の留学に比べて学費や生活費が安いのがお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

台湾に留学に行く際は、ぜひ今回紹介した金額を参考にしてみて下さいね。